検査の詳細

経鼻上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)

食道・胃・十二指腸の粘膜を直接観察し、がん、ポリープ、潰瘍、炎症の有無などを調べる検査ですが、辛く苦しい検査というイメージがあり敬遠される方もいらっしゃると思います。当ドックでは従来の口からの内視鏡より一回り細い内視鏡を使い、鼻からカメラを入れて検査を行っております。従来の口からの内視鏡検査と比べ嘔吐反射が起きにくい(オエッとなりにくい)とされています。また、検査中に画面を見て、医師と会話をしながらの検査も可能で、安心して楽に検査を受けることができます。

経鼻法(内視鏡を鼻から挿入)・経口法(内視鏡を口から挿入)の両方で対応しております。

使用する内視鏡はどちらも経鼻用の5.4mm程度の径のものを使用しております。また、経口法であっても経鼻法であっても、鎮静剤(眠くなる麻酔薬)は使用しておりません。

経鼻法の利点
1.  内視鏡が舌のつけ根を通らないため、経口法に比べ吐き気が少ない。
2.  検査中の会話が可能
3.  飲食再開となるまでの時間が、経口法の半分と短い。

欠点
1.  鼻腔が狭い方の場合、鼻出血の可能性がある。
2.  鼻腔が狭く挿入困難であった場合、経口法へ変更となり咽頭麻酔が追加される。

※抗血小板薬・抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)を服用中の方、血液が止まりにくくなる疾患の方、鼻腔内関連の疾患の方、鼻の手術後の方は経口法で対応させていただく可能性がございます。

心血管ドック

心血管ドックでは、様々な検査手段を総合的に用いて全身血管病変の検診を行います。生活習慣病やメタボリックシンドローム等の疾患を持つ方に対し、より具体的かつ効果的な診断が可能です。

【脈波伝播速度測定(CAVI 心臓足首血管指数)】

全身の血管を流れる血液の伝達速度を測定することにより、全身血管の硬さが分かります。

【上下肢血圧測定(ABI 足関節上腕血圧比)】

専用の機器を用いて、手首と足首の血圧を同時に測定することにより、上肢・下肢の血圧差や左右差を正確に評価します。主に、閉塞性動脈硬化症など、下肢の動脈硬化性疾患の診断が可能です。

【心エコー検査】

心臓のポンプ機能や心臓内の弁の機能が正常かどうか、また心筋の肥大や動きの低下した部分がないかどうかといったことを細かく観察します。

【血管(頸動脈)エコー検査】

頸動脈の動脈の壁の厚さを詳細に測定することにより、全身の動脈硬化の程度をみることが出来ます。

【特殊血液検査(BNP、Lp(a))】

BNPは心臓から分泌され、血液中に循環するホルモンです。心不全や虚血性心疾患の検出に役立ちます。Lp(a)は虚血性心疾患、脳血管障害、閉塞性動脈硬化症などで高値になることが知られています。潜在性動脈硬化疾患の発見に役立ちます。

脳血管ドック

画像診断により脳梗塞や脳動脈瘤などの無症候あるいは未発症の脳および脳血管疾患あるいはその危険因子を発見します。MRI(magnetic resonance imaging、磁気共鳴映像法)は頭を輪切り状にした断面の画像を描出します。MRA(magnetic resonance angiography、磁気共鳴血管造影法)は頭の中の血管の状態を描出します。

もの忘れ検診

臨床心理士と面談を行い、脳血管ドックの結果と併せ早期認知症を発見する検査です。

肺がん検診

胸部CT検査により胸部X線写真には映らない程の小さな結節(肺野の限局性異常陰影)や、胸部X線写真では死角になる部分の病変も見つけることが出来ます。

大腸がん検診(大腸カメラ)

我が国の悪性新生物部位別死亡統計によると、大腸がんは肺がんに次ぐ第2位であり(罹患者数は全てのがんで第1)、食生活の欧米化に伴い増加傾向にあります。大腸がんは進行すれば出血などの症状を伴いますが、早期のものはほとんど症状をあらわしません。大腸がん検診では内視鏡を肛門から大腸の終点にある盲腸まで挿入し、がんやポリープ、炎症の有無を調べます。大腸検査の中で最も感度の高い手法であり、がんを早期の段階で見つけることを目的とします。必要に応じて生検(別料金)を行い、結果次第では当院消化器内科外来へご紹介いたします。検査前日の夕食から制限がございます。また、検査当日お車での来院はご遠慮ください。

※肺に重篤な疾患をお持ちでない限り、ご希望の方へはライトセデーションと呼ばれる鎮静剤を使用した苦痛の少ない検査(ぼんやりと眠い状態)をお受けいただけます。鎮静剤の効果から覚める時間も含め、検査後は1時間程度の安静が必要となります。

子宮がん検診(子宮頸がん)

子宮がんの検査は子宮の入り口の部分を綿棒でこすりとり、細胞を集めます。それを顕微鏡でよく調べて診断します。また同時に内診、超音波検査も行いますので、その他の婦人科の診断もできます。

乳がん検診

【マンモグラフィー検査】
乳房専用のX線装置を使った検査です。小さなしこりや、乳がんの初期症状である微細な石灰化をうつし出し、早期に発見することができます。

【超音波検査】

乳房に超音波を当て、反射してくる波(エコー)を画像化し、その様子を診る検査です。乳腺の密度が高く、マンモグラフィーでは発見しにくいしこりもうつし出すことができます。

腫瘍マーカー検診(血液検査)

体内に腫瘍ができると、腫瘍によっては特殊な物質がつくられ、血液中に出現することがあります。この血液中に出現してきた物質を「腫瘍マーカー」といいます。この検査は採血検査で行われ、主に腫瘍の存在する可能性、種類などを判定する目安のひとつとなります。 

【CA19-9】【SCC】 【CYFRA】【AFP】【NSE】【フェリチン】【CA15-3(女性のみ)】【エラスターゼ1】

胃がんリスク検診(血液検査)

日本人には、胃がんが多いことが知られています。またヘリコバクターピロリ菌感染は胃がんの発症に関与しています。胃がんリスク検診では、血液検査で、ピロリ菌に対する抗体および胃粘膜から分泌されるペプシノーゲンという物質を測定します。胃カメラでは、現時点の病変の有無をみますが、この検査を併用することにより、今後、胃がんになりやすいかを判定することが可能となります。

20189月に新たにオープンした東大病院予防医学センター(人間ドック)は、201810月の受診者枠の増加に続き、20194月に更なる増枠をいたしました。現在は予約が非常に取りやすくなっていますので、皆さまの健康維持のために、ぜひ、東大病院予防医学センターの人間ドックをご活用ください。

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